同じ味でも違って見える?サーモンの“色の魔法”を解説

こんにちは
シャケナベイベーナウ管理人です。

前回のブログで、鮭の赤い身についてのネタを書かせていただきましたが、今回もそれに続く色についてのネタです。

お寿司屋さんで、ついサーモンに手が伸びてしまう。
その理由、実は“味”だけではありません。

私たちは無意識のうちに、
「色」で美味しさを判断していることが知られています。
中でもサーモンのあのオレンジ色は、とても“美味しそう”に感じやすい色の代表格です。

では、なぜ人は赤いサーモンに惹かれるのでしょうか。

赤やオレンジは“食欲を刺激する色”

人間は進化の過程で、赤やオレンジ=熟した食べ物と認識してきました。

  • 熟した果実
  • 新鮮な肉
  • 栄養価の高い食材

こうしたものは赤系の色をしていることが多く、その名残として、私たちは本能的に「赤=美味しそう・栄養がありそう」と感じやすいのです。

脂のり=色で“見える化”されている

サーモンの色は、エサ由来のアスタキサンチンによるものですが、同時に脂のりの良さや品質の高さとも結びついて見えます。
色が濃く鮮やかであるほど、

  • 脂がのっていそう
  • 濃厚で美味しそう

という印象を受けやすくなります。
つまり、味そのものではなく、“味の予測”を色でしているということなんですよね。
逆に、青などの寒色系の色は、カビや毒のイメージ(本能的警戒)や冷たさと落ち着き(心理的影響)から食欲を低下させる効果があると言われています。

見た目の“コントラスト効果”

サーモンは、

  • 白いご飯
  • 黒い海苔
  • シンプルな皿

といった背景と一緒に提供されることが多い食材です。

このとき、オレンジ色は非常に映え、視覚的なコントラストによってより魅力的に見える効果があります。(いわゆる「映える」理由のひとつですね)

経験による“学習効果”

もうひとつ重要なのが経験です。
私たちはこれまでの食経験から、赤いサーモン=美味しいという成功体験を繰り返しています。

そのため、次に見たときも“美味しい記憶”が自動的に呼び起こされるのです。
つまり、本能+経験のダブル効果があるということです。

実は“美味しく見えるように設計されている”

前回のブログでも書いていますが、養殖サーモンでは、エサの設計によって色味がコントロールされています。
これは見た目を整えるためだけでなく、

  • 食欲を引き出す
  • 品質を均一に見せる

といった役割があります。
つまりサーモンの色は、“美味しく見えること”まで含めてデザインされているとも言えます。

まとめ

人が赤いサーモンを美味しそうに感じる理由は、

  • 本能(赤=栄養・熟した食べ物)
  • 視覚効果(コントラスト・脂の印象)
  • 経験(美味しかった記憶)

が組み合わさった結果です。

私自身、赤茶色は正義だと思っていますが、やはり間違いではなかった。笑

次にサーモンを見たとき、その「美味しそう」は偶然ではなく、ちゃんと理由のある感覚だと思い出してみてください。

味わう前から美味しいと感じる――
それもまた、サーモンの魅力のひとつです。

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