第2回:ゼロから作る鮭とば|自家製で“本物の旨味”に到達するまでの全記録

こんにちは
シャケナベイベー管理人です。

前回は、鮭の選び方と下ごしらえまで終えましたが、今回は、下ごしらえした素材を、味付けしていきます。
鮭とばの味は、この工程で決まります。
単なる調理ではなく「設計」と考えるべきポイントです。

塩分濃度

今回の自家製鮭とばでは、昔ながらの鮭とばの味にしたいと考えているので、シンプルな塩味にしたいと思います。

昔は、海水のみで作られていたことを考えると、塩分濃度も海水に合わせた方が良さそうです。
海の塩分濃度は、平均で約3.5%らしいですが、乾燥させると塩辛くなる可能性が高いので、ここでは、約3%の塩分濃度にしたいと思います。
ということで、今回の塩分濃度は、水500mlに対して、15gの塩を使います。(約3%)
切り身漬け込み

漬け込み時間

今回は、30分にしてみました。
漬け込み時間で、乾燥後の味が決まりますが、出来上がり時の味が塩辛いのは避けたいので、まずは、30分で様子見です。
出来上がり後に、味を見て調整していければと思います。(後で、出来上がりの状態もレポートします)
なお、お酒を少し混ぜると生臭みが抑えられ、旨味が引き立ちます。

アレンジ

なお、塩味以外の場合には、以下のような基本をベースにして考えるのが良いと思います。

  • 醤油

この3つで十分に成立します。
なお、この3つを満たすために、「めんつゆ」を使用して味付けするのもアリだと思います。

その他の味付けのアレンジとしては、以下のようなものも考えられます。
例えば、

  • にんにく醤油 → パンチのある味
  • ブラックペッパー、唐辛子 → 酒との相性強化
  • 味噌漬け → コク重視

なお、ここで意識すべきは「水分」と「塩分のバランス」です。水分が多いと乾燥に時間がかかり、腐敗リスクが高まります。

水分の拭き取り

漬け込み終わったら、キッチンペーパーで表面の水分を徹底的に拭きとります。
これがカビを防ぎ、きれいに乾燥させるコツです。

この工程で重要なのは、「乾燥後の味」を想定することです。

次回はいよいよ最大の山場、「乾燥工程」に入ります。

第1回:ゼロから作る鮭とば|自家製で“本物の旨味”に到達するまでの全記録

関連記事

  1. ケルト神話の鮭とは?「知恵の鮭」に秘められた意味を解説

  2. 石狩鍋の歴史とは?鮭文化から生まれた北海道名物を解説

  3. 鮭はなぜ“神の魚”なのか?アイヌに伝わる鮭の誕生と再生の物語

  4. 環北太平洋サケ文化圏|鮭を“神の来訪者”と考えた人々

  5. サケとシャケ、どっちが正解?違いと語源を解説|シャケナベイベー的には?…

  6. 津軽石川の鮭は“御神石(ごしんせき)”が呼ぶ魚だった?|三陸に残る石神…

  7. 王瀬長者(おうせのちょうじゃ)はなぜ滅びたのか|新潟に残る“鮭と傲慢”…

  8. 鮭の身はなぜ赤い?エサで変わる色のヒミツと“白いサーモン”の正体

PAGE TOP